2026年10月4日の凱旋門賞を見据えて、メイショウタバルの血統構成について、これまで学んできたことをもとに考察メモしていきます。
タバルの父ゴルシの牝系と母父マックイーンの牝系のどちらも在来牝系で、ズブくなる代わりにスタミナが豊富という特性を持つようです。かつゴルシの母方奥にシカンブルの血もあるのでそれもスタミナ要素となります。ゴルシが長くいい脚が使えるのはこの要素が大きいと思われます。
同じステゴ×マックイーン配合でも、ドリジャやオルフェの場合は、マックの父系(パーソロン系)の影響が強いらしく、スタミナ&持続力よりは欧州瞬発力(再加速性能のことで、早い上がりが出せるキレ(伸び)のことではない)に拠っているそうです。加えて、ノーザンテーストのクロスをもつことで能力が総合的に高まるという特質もあるようです。他方、ステゴ産駒のナカヤマフェスタの場合は、母方に欧州パワー要素のリボーのクロスもあって重馬場に対応できていたと考えられます。このように母方次第でさまざまな特徴に分かれていきますから、同じ「ステゴ一族」であるからといって、凱旋門賞向きであるかどうかは、もう少し慎重に考えてみたいところです。
では、タバルの母方について見ていくと、母父フレンチの米国持続スピード要素、母母父ダンスインザダークの牝系奥のリボーの欧州パワーとトムフールの米国持続スピード要素を併せ持っているようです。三代母父のクリスタルグリッターズはおそらく超絶スピード要素(なんてたってカルストンライトオの母父、アブクマポーロの父でもある)。菊花賞を勝ったマチカネフクキタルの父でもあるので、長距離に対応できるスタミナがあるのでは、と考えられそうだが、フクちゃんのスタミナ要素はむしろ在来牝系(シラオキさま)由来であるとみたほうがよいようです(と、四条血統ゼミで学んだ記憶あり)。
したがって、メイショウタバルの血統構成上の特徴は、牝系由来のスピード持続要素をもとにした追走力(「逃げ」を可能にする要素?)と、父由来のスタミナ要素をもとにした長くいい脚が使えるスパート力の両面を持つことになります。他方で早い上がりが出せるキレ味や、何度もエンジンをかけなおして加速できる再加速性能(瞬発力)をもつ血が薄いので、それが凱旋門賞でどう影響するか、という点になろうかと思います。
凱旋門賞の日は雨天も多く、ここ数年は道悪の馬場が続いています。欧州スピード要素とドイツ血統に、時々米国要素(ミスワキやゴーンウェスト)がちょっと混ざるといいう血統が主に活躍しています。日本では重馬場で成績がよいタバルでも、このロンシャンでの重馬場に対応できるパワー要素はリボーくらいしかないので、ちょっと厳しいかも。むしろロンシャンでは稍重か良馬場のほうが、もしかすると善戦する可能性があるのでは、と思っているところです。近年でいえば、稍重で4着にはいったスルーセブンシーズも、父ドリジャ、母父クロフネ、母母父シアトルスルーと、米国持続スピード要素の強い母方血統で善戦できた例もありますので。
願わくは、良馬場かせめて稍重で、宝塚と同じく、前に風よけを置くかたちでの2~3番手で無理なく追走する、という展開になれば、私は悲願の凱旋門賞勝利もワンチャンあるのではと、分析・・・いや、もはや信じています!





