京都芝2000m内回りの秋華賞の特徴は主に以下の通り(主な情報源は四条血統ゼミ)。
・コーナーも小回りで、向正面で登坂もあること
・テンのスピードがやや速く、中盤緩んで、最後に瞬発力(瞬間的な再加速性能)が必要になる
・10月は洋芝の密度も増えていくことから、ある程度のパワーも必要になる。
したがって、瞬発力やパワー性能をもつ欧州型の血を持つことが大事のようです。逆にやや長めに徐々にスピードを加速させていくタイプの米国型の軽いスピード持続対応は向かない傾向にあるとのこと。
ということで、以下のような予想になりました。
<A群:例年どおり、テン早く中盤緩む瞬発力勝負>
◎5チェルビニア:ハッピートレイルズ牝系はスタミナ血統(牝系奥のセントクレスピンの父オリオールの影響[気性難傾向もアリ])。父ハービンジャーも欧州パワーを伝える。
〇14ステレンボッシュ:シーザリオの牝系奥にある仕上がり早(=使いべり傾向)のルファビュルがありつつ、母方のハイクレア牝系は晩成要素でもあり、年内まではまだ走れるか。牝系奥にあるオリオール同系配合のハイペリカムが気性爆弾の原因か)。
▲11ランスオブクイーン:かなりの欧州血統。母父マンハッタンカフェは瞬発力+パワー(アレッジド経由のリボーあり)。父方もノーザンダンサー直系で、父の母父マキャベリアンは京都内回りが得意とのこと。在来牝系が奥にありスタミナもある。
△15セキトバイースト:ダンチヒ直系。勾配のある坂に強いブラシンググルームのクロスをもつ。かつパワーのニジンスキーのクロスも。4代母の父サッチングは、パンサラッサの牝系にもある。大外枠になったので、覚悟を決めて大逃げだ!
(△7チルカーノ:ジオグリフの半妹。血統構成はチェルビニアに近い。)
<B群:(可能性は低いが)中盤緩まず、持続ラップないし徐々にスピードがあがるペースになった場合>
1ホーエリート、2ミアネーロ、3クイーンズウォーク、9アドマイヤベル、13クリスマスパレード
馬券の買い方はもっと研究します。
☆レース後の回顧☆
1着 チェルビニア
2着 ボンドガール
3着 ステレンボッシュ
基本A群で勝負がついたことは間違いなかったようですが、ボンドガールは前哨戦で勝ち切れなかった点がひっかかって馬券から切っていました・・・。血統的には、3代母の父ロミタスの牝系はドイツ血統、4代母の父レインボークエスト(父ブラッシンググループ)があり欧州瞬発力の血はあるし、牝系には5×7のシアトルスルークロスのパワーの血もある。ただ、母父の米国血統をどうみるべきかわからずじまいでした。半兄のダノンベルーガも、2022年秋天のパンサの大逃げにラスト追い込んで3着に入ったこともあるし、この牝系をどう理解するかが大事ですね。5000円を失いましたが、いい勉強になりました。ランスオブクイーンの敗因も知りたい・・・。単純にG1クラスではないということかな。